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   <title>azisakaお知らせコーナー</title>
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   <subtitle>イラストレーターアジサカコウジのblog（お知らせコーナー）</subtitle>
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   <title>今日の絵（その１５）</title>
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   <published>2012-02-04T14:41:20Z</published>
   <updated>2012-02-04T14:42:00Z</updated>
   
   <summary> さてこのコは何をしているのでしょう？ ０１）細い糸を首に巻いたら、となりのクラ...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="web2012018.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/web2012018.jpg" width="506" height="369" />

さてこのコは何をしているのでしょう？

０１）細い糸を首に巻いたら、となりのクラスのジュンくんが私のこと振り向いてくれるかもしれないと思い、やってみた。
０２）娘の保育園に提出する二枚のぞうきん、古タオルを手縫いしてこしらえ黄色い学童カバンに入れたとたん、ふっとなんだかやりきれなくなっちゃってしばらくぼおっとした。で、気がついたら糸を首に巻き付けてた。
０３）「今晩はロールキャベツが食べたいな」と、言って家を出て行ったっきり帰らぬ主人を思い出しながら、自分の首をロールキャベツにみたててたわむれているところ。
０４）相米慎二「魚影の群れ」の佐藤浩市のものまねを試みてる最中です。
０５）せっかく叔母さんが世話してくださったお見合いだ。この前はまんまとすっぽかされたが、今日という今日は首に縄をつけてでも、父さんはお前を連れていくからな、って明日言われたらどうしようと思って、その軽いシュミレーションみたいなやつをやってます。
０６）新作のハイパーヒートテックマフラーで、見た目は華奢だけど、すっごくあったかい。
０７）新作の弦楽器で見た目はシンプルだけど、首に巻いて弾くことにより、えも言われぬ美しい音が出る。
０８）首が強いか白糸が強いか勝負してる。
０９）この地方の山神さまに捧げる魚を釣るには、釣り糸をこのように首に巻いて使用しなくてはならない。
１０）へへへっ、てっきり白い糸を首に巻きつけてると思ったでしょ？ところが、実は細い白色の油性ペンで首と後ろの壁に線を描いてるのでした。

（答え）
それは君次第！

（今回の曲）
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=i4dypyJ9BuU&feature=related">Joanna Newson -「The Book Of Right-on」 </a>

最初この人の曲聞いたのが、ブリュッセルはグランプラス近くにあるチョコレート屋隣接のカフェだった。雪がたっくさん降るとても寒い日で、あついココア（ショコラショー）がそりゃあうまかった。で、以来ココア飲む時はたいてい頭の上にこの人の歌が流れる。
つうか、この人の歌聞くとココアが飲みたくなるので、作って飲む。
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   <title>今日の絵（その１４）</title>
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   <published>2012-01-29T21:52:33Z</published>
   <updated>2012-01-29T21:53:40Z</updated>
   
   <summary> 今回の絵に登場は、珍しい蝶を求めてインドシナ半島をうろうろしてる、昆虫学者の蝶...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="dd002.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/dd002.jpg" width="425" height="579" />

今回の絵に登場は、珍しい蝶を求めてインドシナ半島をうろうろしてる、昆虫学者の蝶歌子さんです。
ミャンマーの奥地でそこの住民の信仰の対象となってる、採ることを禁じられている大アゲハを採集したがため、祟りにあい、霊が取り憑いてしまったとこです。
（右上に映ってます）
うわあ、そりゃあやばい、はやくお祓いせんといかん．．．と思いきや、取り憑いたのは彼女の先祖、遠い昔日本からこの地へ入植した３代前のじいちゃん。
守護霊として彼女をあまたの危険から救うことになるのでした。


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   <title>ハーモニーさん</title>
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   <published>2012-01-26T14:12:58Z</published>
   <updated>2012-01-26T22:39:32Z</updated>
   
   <summary> ８年前の冬、どうしたものか縁あって沖縄で個展をやることになった。 あんましお金...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="web0014.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/web0014.jpg" width="425" height="330" />

８年前の冬、どうしたものか縁あって沖縄で個展をやることになった。
あんましお金がなかったのか、それとも味気ないビジネスホテルがいやだったのか（もはや忘れちまったけど）、その期間中はトイレや洗面所が共同の一泊数千円の安宿に連泊した。

コンクリート打ちっぱなし南向きのやたらと明るいシャワー室、類を見ない独特な寝心地のでこぼこベッド、自分では買わぬ類いのマンガ本並ぶ湿気た談話室．．．それらすべてがその時分の自分の気分に随分合っていて、心が和んだ。
宿をしきってるロン毛の兄さんは、やたら「寒い、寒い」とぼやいていたけれど、前年まで３回続けてベルギーの冬を越した身体だったので、薄手のセーター１枚で事足りる気候はすこぶる快適だった。

滞在して３日ほどが経った。
観察してると、泊まり客は冬場ということで少なく、それもたいていが一泊きりですぐに入れ替わった。
ところが、一週間以上も泊まるのは自分くらい、と思ってたら一番奥の部屋、そこにすでに一ヶ月前から滞在しているという人がいた。

４日目、朝起きて洗面所へ立つと、それを息をひそめて待ってたかのように奥の扉がすっと開き、中からめがねの男が出てきた。
スラックス（パンツでもズボンでもない）に白シャツを入れ、ベルトをしっかり締めている。
男は隣の洗面台のとこまでくると無言で歯ブラシに磨き粉をつけ、それを口にくわえた。

ああ、何か挨拶しなくちゃ、と思ってたら、突然、踊り始めた。
自分同様、ただ単に歯を磨くものと思っていたのでびっくりした。

すすすすすーっと、軽快なスッテップで、数歩ごとに身体をひねりながら廊下を進んで行く。
突き当たりまで行くとそこでくるっと回転、またすすすすすーっと洗面台のある方にもどってくる。
眼前を通り過ぎ、もう一方の突き当たりへ、またそこでくるっと回転。
それを２、３度繰り返す。
那覇の安宿二階の廊下、ブラシは口にしたまま、ときにシャシャっと歯を磨き、ときにひゅんと身体をひねり、ときにピンと足を宙高くあげる。
うひゃあああー、なんやー、この人．．．．．！
見てて、もうめちめちゃ奇妙でおかしい。

ところが、眼鏡の奥の瞳ときたら本気そのもの。
なので笑うことができない。
すさまじく滑稽なのだが、その滑稽さのレベルを、はるかにその真剣さが凌いでいる。
笑いの方が、有無を言わせず封じ込められてしまう．．．

そんなことがその日を最初に何回か続いた。
朝や夜、洗面所へ立つとその気配を察知して彼が登場し、歯を磨きながら踊るのだ。
あまりにも変だったので、関わるのはやめとこうと、はじめのうちは見て見ぬ振りをしたり、またはあいさつだけして部屋に逃げ帰っていた。
けど、何回も続くとさすがに声をかけずにはおれなくなった。

「あの、ここにはもう長く滞在してらっしゃるんですか？」とある晩、話しかけてみた。
するとそれまで全くの無表情だったのが、もう何年も前から心待ちにしてたかのように、にっこり花咲くよう笑って、「ええ、ここにはピアノがありますから。」と答えた。（その宿にはなぜか古いピアノがあった）

そうして彼は自分のことを語った。
歳は三十八。それまで音楽史や音響学、楽器やその演奏法、歌や舞踊、とにかくいろんな音楽にまつわることをずっと研究してきたらしい。
で、今は数年前からバーやクラブでピアノを弾いて生計をたてながらあちこちを放浪し、自分の理想とする音楽を追求しているのだという。

それはどんなものかと聞くと、一言で云うならば、”ハーモニー”なんだそうである。
とにかく音楽にはハーモニーこそが大切で、自分はそれを極めんがため、修行をしているのだという。
話しを聞いてると繰り返し取り憑かれでもしたかのように、その言葉が口をついて出てくる。
（内容は残念ながらすっかり忘れちまった．．．）
知識も経験もたくさんあって、大学に残って適当に研究したり生徒に教えてれば楽な人生だろうに、折れたのをセロハンテープで補強した眼鏡をかけ、くたびれたトランク一つを道連れに、安宿で暮らしている。

「いつも踊ってるのはなんですか？」と尋ねた。
「タンゴです」とおしえてくれた。
「ちょっと立ってみて」といわれたので立つと、頼みもしないのにじゃあ基本のステップだけおしえましょうと手を取った。

真夜中の廊下を行ったり来たり。
端までくるときゅっといさましく回転、向きを変える。
何回もくりかえす。
彼は大真面目。
他人に教えながら、自分も何かを学ぼうとしている様子だ。

しかし、折れたメガネに七三にきっちり撫で付けた髪、ぷりぷりしたお尻、見れば見るほどこっけいだ。
それが眉間にしわ寄せタンゴを踊っているのだからなおさらおかしい。
けれどもやっぱり、別にこらえてるわけではないのに笑うことができない。
彼がほんとうに真剣で、おのが人生をかけて何かを求めようとしている、その切実さがひしひしと伝わってくるからだ。
タン、タン、タタターッ、タン、タン、タタターッと彼が口で調子をとる。
合わさった手、自分の指か彼の指かわかんなくなってくる。
いつのまにやら、ぼくの心は頭上高く舞い上がり、眼下で踊る坊主と七三の奇妙な二人組を見てる。
ひとつになった身体が、すいすい動いててとっても気持ち良さげだ．．．

その時、この人を”ハーモニーさん”と名付けようと思った。
「大切な人」と記された心の中の箱、そこに入れて死ぬまで保管しておくことにした。

それから何年も立った去年の夏、人がたくさん登場する長い絵を描いて展示した。
個展会場にいたら、絵を見た人のひとりが、こんなことを言った。
「描かれてる人、めちゃくちゃ面白いかっこうで踊ったり、ポーズつけたりしてるんですけど、顔っていったらみんな真剣で、それが不思議な感じでいいですよね」

それを聞いて、「おお、ハーモニーさんが．．．」と思った。
気付かぬうち、いつのまにやら心の箱からとび出し、踊っていたのだ。

今回の曲
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=r6VM19Mh_jA&feature=related">岸田繁&ラキタ「トンネル抜けて」</a>]]>
      
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   <title>今日の絵（その１３）</title>
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   <published>2012-01-23T09:49:35Z</published>
   <updated>2012-01-23T09:50:34Z</updated>
   
   <summary> さて、今回の絵は「あの人は今」シリーズ第一弾！ ”今日の絵（その１）”で登場し...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="web13.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/web13.jpg" width="425" height="584" />

さて、今回の絵は「あの人は今」シリーズ第一弾！
”今日の絵（その１）”で登場した飛行機乗りの青年、その50年後の姿を描いたものです。
現在はドクロディア第３空港にある中央管制塔の指揮官として働いてます。
還暦祝いに孫からもらったジャケットを着てポーズをとっております。
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   <title>今日の絵（その１２）</title>
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   <published>2012-01-21T14:01:50Z</published>
   <updated>2012-01-21T14:19:14Z</updated>
   
   <summary> 上に掲げた二枚の絵について、たわむれにお話しします。 最初、友達の美容室のため...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="web0011.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/web0011.jpg" width="500" height="340" />

上に掲げた二枚の絵について、たわむれにお話しします。

最初、友達の美容室のために、左っかわの絵を描いた。
タートルネックの赤いスペースんとこに半年分のカレンダーを入れ、ポストカードにした。
描き終えて写真とって、印刷所に入稿したあと、自分用に描き変えることにした。

依頼されて、引き受けて、（デジタルイラストでない）絵を描く時がときどきある。
けっこうためになるし、楽しいのでやるんだけど、いかんせんそれらは商売用のもの（お客さんを呼び寄せんがためのもの）が多いので、
いろんなものと折り合いをつけなくちゃあならない。

折り合いをつける（何らかの制限がある）ってのも、何かを作る場合は時にはいいもんだけど、それが自ら選びとった制約（俳句の決まり事みたいな）ではない場合、描いててやっぱりとっても不自由な、不自然な感じがしてしまう。


まあ、それでも角煮、じゃなかった、描くには描くけど、描き終わっていったん”イラスト商品”として入稿しちまったら、元の絵は用済みなので、とっとと勝手気ままにに描き変えをすることが多い。

今回も、デザイナーに送った後、いやっほーっと、絵の具削って下地塗って好き放題に描きなおしをした。
それが右っかわの絵だ。

「うわあー、最初の女の子がはつらつとして可愛かったのに、なんでまた描きなおしたーん、あほやねえーっ」とおっしゃる方もなかなかたくさんいるかもしんない。
かくいう自分も、並べてみて、ちょっぴりそう思った。

左っかわの絵は、原画は失われ、もはやデジタル写真のデータだけしか存在しない。
二度と同じものは描けない。

それは残念なことではあるが、しかし、左のやつを葬り、それを礎にしてしか、右っかわの絵は生まれなかった。

うーん、これは人生の何かに似てる、っていう気がするんだけど、なんやろか．．．

つうか、左の赤いタートルネックの女の子がやたらといとおしく思えてきてしまう。
自ら葬っておきながら．．．
（ひとりで何あたふたやってるん、兄ちゃん！というツッコミ可）

今回の曲
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=_QL3G0xMoyk&feature=related">Codeine Velvet Club「Hollywood 」</a>

そんな気分の時はこんな曲。
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   <title>今日の絵（その１１）</title>
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   <published>2012-01-14T13:12:33Z</published>
   <updated>2012-01-14T13:16:22Z</updated>
   
   <summary> さて、問題です。 このコは両手に何を持ってるでしょう？ ０１）レンゲ草 ０２）...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="dd005web.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/dd005web.jpg" width="425" height="590" />

さて、問題です。
このコは両手に何を持ってるでしょう？

０１）レンゲ草
０２）トカレフ
０３）ギンビス・アスパラ
０４）掘ったばかりのさつまいも
０５）狩ったばかりの首
０６）ビクトリアシークレットの新作下着
０７）よもぎ
０８）字統と字通
０９）猫
１０）その他

（答え）
それは君次第！！

今回の曲
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=uAkXrP6lM7c&feature=related">St Vincent「Surgeon」</a>

うう、かっちょよすぎ！田かおる、じゃなくて玄白！
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   <title>今日の絵（その１０）</title>
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   <published>2012-01-10T14:13:34Z</published>
   <updated>2012-01-10T14:23:57Z</updated>
   
   <summary> 君は中２の男の子だ。 瀬戸内海に面した小さな街に両親と妹の４人で暮らしてる。 ...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="dd008.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/dd008.jpg" width="501" height="369" />

君は中２の男の子だ。
瀬戸内海に面した小さな街に両親と妹の４人で暮らしてる。
家はなかなか貧しくて、家計を補うため新聞配達の仕事をしている。
毎日毎日、陽の明けぬうちに起き、50件ほどに配って回る。

さて、そのうちのひとつに、それはそれは立派なお屋敷がある。
自分の身の丈の２倍くらいありそうな門戸、その右手に一文字の錆びた口が開いてて、君は毎朝そこに新聞をねじりこむ。
（寝たきりじいちゃんに無理にご飯食べさせてるみたい）

口の奥はどんな風になってるんだろうかと思うけど、高い塀に囲まれて中の様子はまったくわからず、遠目に洋風の屋根の先っちょが少しばかり見えるだけだ。

ある日のこと、学校が終わるやいなや足早に帰ってると（家の仕事の手伝いをするのだ）、いつも固く閉ざされているはずのお屋敷の門、分厚い扉がほんの少し開いている。

あ、開いてる！
入れる！

しかし、
早く帰らなきゃ、父親にどやされる。
どやされて身をすくめる自分の姿が脳裏にありありと浮かぶ。

浮かぶが、好奇心がそれを一拭きで消し去ってしまう。

気付いた時には、すでに塀の内側、変な形の葉っぱのしげみの横に突っ立っていた。
（つうかふつう親父より、屋敷の人に怒られるのを心配するやろ．．．）

ぱちくり眼を動かし前方に焦点を合わせる。
うっひゃーっ。

こっ、これが、”クラッシック”かあーっ！
（えっ？）

音楽室でシューなんとかとか、モーなんとかとかいう昔の西洋の人が作った曲を聞かされるとき、閉じたまぶたの裏にぼんやりと映る風景があるのだが、それが今、ぱっきり高解像度で現われた。
（実は君は、クラシック音楽聞いてるとき、妹の少女マンガで見た風景を思い出してたわけなんだけどね）

芝生、噴水、ベンチ、薔薇なんかのとにかくきれいな花々．．．

嗚呼．．．
（君は自分の”ああ”もいつの間にかクラッシックになってるので、ちょっと驚く）

感嘆の声をはきながら、夢見心地でふらふらとそんな庭園の中をさまよい歩く。
しばらく歩いてたら、のどか乾いたので、噴水に口をつける。
いつもは両手ぶらりなのだが、今は王侯貴族みたいに蛇口のとこに手を添えている。

と、うしろの方で、かさっと枝葉のすれあう音がした。

君ははっと振り向く。
女の人が立っている。
君を見ている。

と、いう感じの絵です、今回の絵は。（笑）

でもって君は、あわてて自分ちに逃げ帰るわけなんだけど、
その時、流れてくるのがこんな曲だ。

<a href="http://www.youtube.com/watch?v=WJ2FushiAxQ&feature=related/">Villagers「Home」</a>


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   <title>今日の絵（その９）</title>
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   <published>2012-01-06T13:17:55Z</published>
   <updated>2012-01-06T13:24:06Z</updated>
   
   <summary> 12月、寝がけに布団でファッション雑誌パラパラめくってたら、とうもろこし畑の写...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="dd0012.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/dd0012.jpg" width="511" height="369" />

12月、寝がけに布団でファッション雑誌パラパラめくってたら、とうもろこし畑の写真が出てきた。
さして気に留めず次のページをめくろうとしたら「兄さん、ちょっと待ったーっ！」っていう大きな声がした。

どきりとして手をとめると、とうもろこしたちが口をそろえて「なあ、おれたちのこと描いておくんなよー」と勧誘している。

「かんかん照りがこしらえた俺らの陰影、描いてごらんよ」とか「きりっと伸びた葉っぱの線に沿って筆滑らすの、気持ちがいいぜー」
とか「あんまし使わないブリリアントな青色で俺らの似顔絵ものにしてみなよ」とか、しきりに訴えている。

それを聞いてたら、それほど熱心に頼むのならしょうがない（と、同時にとてもありがい）、いっちょう描いてみるか、という気になった。

しかし、とうもろこし畑だけじゃあいささかもの足りない、というかそれだけで画面成り立たせる力量がない。

それで、とうもろこし畑を背景に人物が立ってる絵を描くことにした。
おそるおそるそう提案してみたら、意外とすんなりとうもろこしたちも納得したので、よかったよかったそれで行こうと安心した。

と、いうところまで翌日、朝ご飯食べながら思い出した。
（前夜は安心したとたん、ぐーすか寝入ってしまった）

さて、人物はどんな風にしよう．．．

あったかい豆乳飲みながら考えはじめた。
まもなく、ピカーン！
傍らの本棚の中の一冊が光った。
手に取るとそれは上野英信の「出ニッポン記」（読んでない人は読もう！）だった。

とうもろこし畑．．．南米．．．ブラジル．．．といえば、ああ、日系移民だ。

そんなわけで、とうもろこし畑を背景に、筑豊を追われブラジルに入植した炭坑夫の姿を描くことにした。

「そんなしょうもない経緯で炭坑夫の姿描くんかよ！」
「す、すまん」

しかも、その際、とうもろこしを描くのを主体にして、炭坑夫はできるだけ片手間にやろうと決めた。

「私は何ひとつおろそかにしなかった」っていうフランスの画家プッサンの言葉がある。（ここ数年、座右の銘のひとつになっている。）

それを、絵を描くっていう仕事に当てはめたとして、画面の中のすべてのものをみな等しく”おろそかにしない”でいるのはなかなか難しい。
たとえば普段、人物画を描くことが多いのだけど、やはり背景の空や草花、建物や車などを描くより、人物のほうに気持ちが入ってしまう。
さらにはその人物にしても、手足より顔のほうに、顔ならば、髪の毛や耳鼻などより眼のほうに、どうしてもより力を注いでしまう。

「別にそれでいいじゃん！それで何かさしさわりでも？」と思われる方がきっと大半だろう。
だって、龍を描くとするなら、鱗やヒゲやしっぽより断然、その眼を描くことにより気合いをいれるのが当然のように感じられるからだ。

でもちょいとばかしこの仕事を長く続けてると、”いい絵”ってのは、いつの間にか知らないうち、「よおし、ここは魂込めて描いてやるぞー」などど頑張ったりせず、”片手間”にやった時のほうが、よりうまく立ち現れてくれる、ってことに気がつくようになる。（あ、他の人は違うのかもしれませんけど．．．）

でも、気がついたってそんな芸当ができるのはすっごく調子が良いときだけで、たいていは時間経つにつれ、顔の表情ばかりに気を囚われ、そこだけ（他のとこはとうに仕上がってるのに）延々と描きなおし続けてる、っていうことのほうが日常だ。

そんなわけなので今回は、背景のとうもろこしを”持ち上げ”、人物をわざと”おろそか”にすることで、人物、ひいては絵全体をうまく描こうとしたのである。
（うわあ、まどろっこしさーっ）

つまり、今回の絵が「とんかつ定食」だとするならば、とうもろこし畑がメインの”とんかつ”、その上に広がる空が”ご飯”、着てる服が”みそ汁”で、顔といったら付け合わせの”キャベツ”くらいの立場だということになる。

とんかつを、「うわあ、衣さくさく、中身はジューシー、ああうまかーっ」って味わって食べてたら、いつの間にやらキャベツもたいらげてた。って具合に、人物を仕上げようと思ったのだ。

そうやって仕上がったのが今回の絵だ。

しかし悲しいかな、”とんかつ定食作戦”みごと失敗．．．
やはり人物描くのに文字通り”囚われ”、さらさらっと描くこと能わずだった。

あいかわらず、”キャベツ”だけ残って、煮たり焼いたり、レモンしぼったりマヨネーズかけたり．．．

ぜんぜんうまくいかなくって結局、特製ドレッシング（サングラス）かけてしまったんだけど、ううむ．．．


今回の曲
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=B3jq0y3t5T8">les rita mitsouko 「les amants」</a>

カラックスの映画「ポンヌフの恋人」の主題歌。
（映画版のとちょっと歌詞が違うけど）
雪が降ると、８回に２回くらいジュリエット・ビノシュがツツーっとポンヌフ橋に積もった雪の上を滑ってくるシーンを思い出す。
それ思い出すと、頭のてっぺん辺りにこの曲がかかる。]]>
      
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   <title>今日の絵（その８）</title>
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   <published>2011-12-28T00:43:22Z</published>
   <updated>2011-12-28T01:03:19Z</updated>
   
   <summary> でぶっちょ少年、描いてはみたものの、期待してたほど心はぬくもらなかった。 それ...</summary>
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でぶっちょ少年、描いてはみたものの、期待してたほど心はぬくもらなかった。
それで今度はもっと光を！とゲーテ度を高くして、コート・ダジュールの浜辺に立つ女の子を描いたのが今回の絵です。

ちょっと見ると、ナタリーとかマチルダとか名のついた西洋人みたいですが、八重山地方は竹富島の出身です。
幼少の頃より泳ぎに長け、なんと素潜りを30分間することができます。

石垣島の高校を卒業したあとは家の漁業を手伝っていたのですが、ある日、その人間離れした潜水能力に目をつけた謎の組織に連れて行かれてしまいました。

最初は生まれた島から引き剥がされ泣いてばかりいたのですが、しだいに他の団員にも仕事にも慣れていきました。
でもって、2年間ずっと休みなしにとってもよく働いたので、組織より功労賞が贈られました。
それが二週間の南仏でのバカンスだったのです。

生まれてはじめてパスポートとって、まずはあこがれのジャンボジェットに、それからTGVへと乗り継いで、迎えにきたリムジンで昨晩おそくニースの高級ホテルに到着。
時差ボケもなくぐっすり寝て目覚めるとすぐに、朝日の照らすテラスで焼きたてクロワッサンを「こんなにおいしいパンが世の中にあったなんて！」と感激しながら12個も食べ、カフェオレは3回おかわりしました。
そのあと、歯を磨いたらさっそく水着に着替え、まだ人気のないビーチに走り出ました。
ところが、「さあ、南仏の海とやらで、思う存分泳いでやるわ！」と海に飛び込もうとした矢先、団員の証である右手中指のでっかい指輪がピカンと光ったのでした。

それは招集の合図で、何をさておいても直ちに帰還せねばなりません。
ああ無情！８個もパンを食べたのがいけなかったのか！

と、端から見るとすごくかわいそうな気がするのですが、本人はけっこう大丈夫です。
それでこの絵は、「あちゃあ、呼び出しくらっちゃったあ．．．でも飛行機はじめて乗って機内食おいしかったし、ふかふかベッドで眠れたし、短い間だったけどけっこうた楽しかったわよね．．．」と、その非情な仕打ちを受け入れたときの様子です。

さて、実はこの後帰りの飛行機の中でへんてこな髭のムッシュと同じ席になるのですが、その彼からブルターニュ地方で語り継がれる伝説の剣の話しを聞くことでにわかに彼女の人生が変わりはじめます。
そして、たちまちのうちにヨーロッパ全土の命運を左右するような歴史的事件の渦中に巻き込まれることになるのですが、そんなことこの時点では知る由もありません。

そんな彼女の心に鳴り響くのは、たぶんこんな曲。
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=k8nulcOPXbI&feature=related">四人囃子「ヴァイオレット・ストーム 」</a>
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   <title>今日の絵（その７）</title>
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   <published>2011-12-26T05:34:32Z</published>
   <updated>2011-12-26T05:35:04Z</updated>
   
   <summary> 11月も後半になり、なかなか寒くなってきたので、「三月のライオン」の二階堂くん...</summary>
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11月も後半になり、なかなか寒くなってきたので、「三月のライオン」の二階堂くんみたいな、ぽっちゃりあったかそうな人物を描こうとしてできあがったのが今回の絵です。

窓から射す陽に人や物が溶けこんで、ぼんやりまどろむような風にしたかったんですが、描いてるうちパキッと硬質な感じになってしまいました。

しかし、少年よ、何を想う．．．
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   <title>今日の絵（その６）</title>
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   <published>2011-12-24T14:35:24Z</published>
   <updated>2011-12-24T14:37:23Z</updated>
   
   <summary> さて、&quot;今日の絵その２”のとこで書いたように、最初にカレンダー用に描いた絵は、...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="dweb006.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/dweb006.jpg" width="489" height="425" />

さて、"今日の絵その２”のとこで書いたように、最初にカレンダー用に描いた絵は、「人も色もごちゃごちゃしてにぎやか過ぎっ！」とはねつけられてしまったので、２回目はその真反対に、ひとりぼっちの女の子をほとんど色を使わずに描いてやる．．．と意地悪くたくらんで描いたのが上の絵です。

「うわあ、なんよー、今度はさみし過ぎやーん！」とまたまた却下されると思いきや、「うん、いい、ばっちグー！」と大丈夫だったので、ふうと安心しました。
けれど、実は内緒のことだけど、その六分の一くらいはがっかりした。

なんでかっていうと、この２回目に描いた絵もだめだったら、もうほとんど期日の猶予がないということで、そしたら”切羽つまる”ことができたからだ。
経験的に、この”切羽つまる”っていう状態は、絵を描くにはけっこう都合がいい。
「火事場のくそ力」とおなじで、日頃眠ってた感覚が突如目覚めるというか、新たな力が急に湧き上がるというか、とにかく能力が一時的に高まって、予想とかけはなれた、良いものが出来上がることが多いからだ。

そいじゃあ、わざと時間あるのにのんびりして、いつもギリギリの状態をつくるようにしといたらいいじゃん。
とそう思う方もおられようが、そこが難しくって、意図的に”切羽つまら”せても、お天道様はちゃんと見てて、すてきな力は授けてくんない。
ちゃんと外からもたらされた”土壇場”でなけりゃあ、うまくいかない。

とはいっても、ちょいとばかし長く絵を描いてると、あら不思議、絵をうまく描かんがため、”無意識に土壇場ギリギリを呼び寄せる”という術が知らないうちに身についてくる。

カレンダーに早いとことりかからねばならぬとわかってるのに、”じいさん”や”タコ漁師”や”女版ジョー”が無性に描きたくなるのは、そういうわけだ。
おそらく、たぶん。

今回の曲
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=DssJiAKAFVc&feature=related">Lisa Germano「Cry Wolf」</a>
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=kGmztGwMyMg&feature=related">Lisa germane & OP8「If I think of love」</a>



10年くらい前、ブリュッセルのFNAC(タワレコみたいなとこ）の試聴コーナーでたまたま出会ってときめいて以来ずうっと、いつだって聞いてるLISAねえさんです。
長らくデヴィッド・ボワイとかイギー・ポップなんかのアルバムやライブでギタリストとして活躍してて、ソロでのデビューは1991年、33歳になった時。
性に合うのか、8枚出してるアルバムのほとんどの曲が大好きで聞き飽きることがないです。
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   <title>今日の絵（５）</title>
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   <published>2011-12-22T01:12:21Z</published>
   <updated>2011-12-22T04:23:49Z</updated>
   
   <summary> カレンダーについにとりかかって、描いてる途中にちょっと休憩して雑誌ぱらぱらめく...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="d005web.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/d005web.jpg" width="425" height="579" />

カレンダーについにとりかかって、描いてる途中にちょっと休憩して雑誌ぱらぱらめくってたら、ピクニックに興じる若者たちの写真が目に留まった。

その中の、ひとりの女の子の立姿（寝転んだ男の子を見下ろしてる）が、なんとなくジョーをアッパーでKOして「終わった．．．何もかも．．．」って言ってる力石徹を思い出させた。
それで、ああ「女版・あしたのジョー」ってのはいいなあと思って描いたのが今回の絵です。

舞台は未来の女子少年院でヒロインはスケバン、風吹サチ。
カツアゲの現行犯で連行中のダチを救出すべくマッポ８人を殴ってケガさせムショ送りに。
その彼女が、長きにわたってそこに君臨していた身の丈２メートルはある”ヒマラヤ”と呼ばれた大女をいとも簡単にやっつけて、「ふんっ」ってしてる様子です。
額の絆創膏は少年院の若き東大出の院長・白鷹葉二郎からの思われニキビがでっかくなってつぶしてしまったので貼ってます。

で、彼女のその尋常ならざる強さを聞きつけ、目下開発中の巨大ロボット（マリアンヌロボ）の操縦士に抜擢しようとやってきた人たちが上空の円盤形ジェットに乗ってます。

この場面の後、ビビーッて光線が下りてきて、女の子はヒュルヒュルヒュルって円盤にすい込まれていくというわけです。

今回の曲
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=Ij4ILlDAIOg&feature=related">Dengue Fever 「1000 Tears of a Tarantula」 </a>

スイス住んでる友達が、「こうじ、これいいぜっ！」て教えてくれたカンボジアのグループ。
たしかに、いいっ！かあーっっちょいい！
サチが、ドヤ街の屋根から屋根、追ってくる大勢の警官から逃げ回ってるシーンで使いたいもんだ。
しかし、どんな歌詞なんだろう、”タランチュラの千の涙”って．．．]]>
      
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   <title>今日の絵（その４）</title>
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   <published>2011-12-20T02:22:30Z</published>
   <updated>2011-12-20T07:46:46Z</updated>
   
   <summary>  11月になり、もういいかげんカレンダーの制作にとりかからないと去年の二の舞に...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="d004web.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/d004web.jpg" width="425" height="588" />

 11月になり、もういいかげんカレンダーの制作にとりかからないと去年の二の舞になっちまうと焦っていたとき、イタリア帰りの友達からタコの缶詰をもらった。オリーブオイルに漬けたやつだ。
これ幸いとちょっとばかし高い白ワイン買って、日が暮れたらアンチョビもケッパーもあったのでプッタネスカを作った。
それ食べた後、ゆっくりタコつつきながらワイン飲んでると「地中海あたりでタコ獲ってる漁師ってのはどんなんだろう」？と思いはじめた。
それで、酔っぱらいながら資料集めて安心して寝て、陽が明けたらさっそく描きはじめ、数日してでできたのが上の絵です。

頭の鉢巻きはシルク100％で、ぜんぜん陽に焼けてなくてひ弱な感じですが、実はそうでもなくて彼独りで家族６人を養ってます。
腕の入れ墨は自分で彫ったもので、中世の人なので変な髪型。
「あ、そういえばあさって一番下の妹の誕生日やった．．．何贈ろうかな．．．」と船の上で思案してる状態です。

ところで、タコ漁師といって思い出すのは土本典昭の映画「水俣ー患者さんとその世界ー」だ。
大学２年のとき、視聴覚室で”勉強”のため見せられたんだけど、映画そのものにまったくもって魅せられてしまった。
その一本で、いきなり映画の見方が変わってしまった。というか豊かになった。
（それまでは、”お茶漬けの味”がわかんなかった小暮実千代みたいなもんだ。）

何かがきっと性に合ってたのだろうが、さっそく教授に頼み込み、研究室にあったその他の土本作品のビデオも借りて立て続けに見たんだけど、そのどれもにとても強く心を揺さぶられた。
それがきっかけで20代、映画をたくさん見るはめになった。

「水俣ー患者さんとその世界ー」には、タコそっくりの風貌のタコ漁師が登場する。
彼が、獲ったタコを腰に巻いた金具にひっかけ海の中をゆらゆら歩くんだけど、その時の映像、キラキラ輝く不知火海のひかりがすばらしい。
その後、けっこう映画見たけど、これ以上に美しいひかりには出会えなかった。

今回の曲
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=dKaimUxicLY&feature=related">Boris Kovac 「Winter Song」</a>

最初に彼のCD聞いたときにはバルカン半島の伝統音楽かなんかと思ったけど、大学で教鞭もとるセルビアの作曲家で、自分のバンド率いてサックス、キュルキュル吹きまくったりもしてます。
この曲はめずらしく静かな曲で、しんみりとなります。
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   <title>今日の絵（その３）</title>
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   <published>2011-12-18T06:46:47Z</published>
   <updated>2011-12-18T06:48:35Z</updated>
   
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      <![CDATA[<img alt="d003web.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/d003web.jpg" width="425" height="581" />

仁王立ちで立ってるじいさんのイメージがある日なぜだか不意に湧いて出てきて、頭の中に貼っついて離れないようになった。
それでほんとうなら、来年のカレンダーのために女の子の絵を描かねばならぬ時期だったのに、じいさんのポートレートをひとつ、ものにせねばならぬはめになった。
小林秀雄（おお！）風にいうなら、じいさんの絵を一枚”やっつけ”なければどうにも落ち着かなかったわけだ。
絵を描くっていうのは、ご飯食べたり、トイレ行ったりすんのと同じ生理的な行いで、その欲求は常にあってどうしようもないんだけど、うなぎが食べたいとかチキンラーメンすすりたいとか、食欲の矛先が変わるように、描きたいものも時によって変化する。
三つ編みおさげだったり、ヘッドライトだったり、葉っぱだったり．．．
そうやって、無性に描きたいものを描きたいように描くのというは、冬の寒さに打たれた夜、よく味の染みたおでんの大根食べたくてたまらない時、はふはふ食べるのと、同じくらいに快い。

したがって健康には気を使う。
病気になったら、食欲が失せるように絵を描く気力や集中力も萎えるからだ。
つまりものを喰らうことができるかぎりは絵を描ける、終わるときは両方同時ということだ。

そういう風にして描いたものを人に見てもらうんは、どんなもんだろうか？と、ときどき思ったりするし、ましてそれを買ってもらったりするのは何となくわるい感じがするときもある。
また、個展を見に来た人などに、しばしば「この絵にはどんなテーマがあるのですか？」とか「意味は？コンセプトは？」はたまた「どんなメーッセージがこめられてるのですか？」とか聞かれたりすると、ドキっとしてしまう。
そして、「おお、世の中には“そういう風に”して作品を作る人もいるのか」と気づかされる。

そんなときは、たいていまず「兄さんはどがん思うですか？」ってこっちが逆に尋ねるんだけど、その返事を聞くのが、そりゃあワクワク楽しみだ。
で、「おお、まさしくその通りです！」と答えることが多い。
だって、ほんとに、まさしくその通りでもあるからだ。
「ああ、あの時、これが無性に描きたくて描いたのには、こういう訳があったのだなあ」とわかって、うれしくなる。

ただ、そんな勝手気ままに何の制約もなしに描いてるのに、出来上がったやつはご覧の通り、悲しいかなうすっぺらだ。
ほんとうに申し訳ないといつも思う。
（だって、”あつあつの大根食う”ことで、まがりなりにも身過ぎ世過ぎができてるんだから．．．世間に顔向けが．．．）

けれど唯一の救いがあって、それは、ほんのちょっとづつだけど以前よりかは”まし”になっていると感じられることだ。
少しばかりでもいい絵だったら、それを見たひとも”うまい大根のおでん”食べた気になるんじゃないかと期待するからだ。

さて、今回描いたじいさんですが、手には出刃包丁を握りしめています。
捌いてる魚を横取りにした猫を追って飛び出してきたにしてはスニーカーちゃんとはいてるし、誰か人を刺してきたにしては、返り血なんての浴びてません、また、包丁売りの行商人にしては表情がなにやら険しいです。
いったい、何してんねん？このじいさん．．．

今回の曲
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=xlzGsTMqZ8g&feature=related">Louis Johnson 「bass lesson 1」</a>

見て聞いてるだけで、こんなに”うわあおぉ”なんだから、やってる本人はいったいどれだけ”うわあおぉ”なんだろうかと、非常にうらやましくなります。]]>
      
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   <title>今日の絵（その２）</title>
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   <published>2011-12-16T00:42:50Z</published>
   <updated>2011-12-16T00:51:49Z</updated>
   
   <summary> まだ熊本で大学生の頃、恋人へのプレゼントさがしに街へ出て、たまたま入ったブティ...</summary>
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      <![CDATA[<img alt="d002web.jpg" src="http://www.azisaka.com/blog/d002web.jpg" width="425" height="505" />

まだ熊本で大学生の頃、恋人へのプレゼントさがしに街へ出て、たまたま入ったブティックで小さなきりんのピアスを買った。
以来ちょくちょく顔出すようになり、そこの女主人と仲良しになった。
その彼女が一番最初にイラストの仕事を注文してくれた人物で、以来20年近くDMを描く仕事をしている。
ここ数年はカレンダーも作るようになったんだけど、いつもぼんやりしてて師走ギリギリの仕上がりになるので、今年は奮起して早くも10月にそれ用の絵を描きあげた。

それが上の絵で、学生時代いつも買い物してた熊大近くにある子飼商店街、近未来予想図だ。
（年配の人がいないのは大切な集会があってるからです）

出来上がり喜び勇んで写真にとり見てもらった。
しかし、悲しいことに「こーちゃん、なんよー、ごちゃごちゃピンクピンクしとって、うちの店に合わんけーん」と無下につっぱねられてしまった。

それで、うううちくしょうと嘆きくやしがった。
くやしがったんだけど、あらためてよく見ると、たしかにカレンダーとして一年中壁に貼っておくには何やらさわがしいという気もする。
それで結局描きなおすことにした。
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